「君の名は」の感想&解説！ ユキちゃん先生・組紐・ティアマト彗星・口噛み酒とは？

こんにちは、ブロガーのsugiです。

今回はタイトルにもあるとおり、映画「君の名は。」の個人的な感想とちょっとだけ解説を交えて書いてみようと思います！これから「君の名は」を観る方・2回目を観ようと思っている方はご参考までに。。

公開初日に「君の名は」を観てきた！

sguiは公開初日に「君の名は。」を観に行ってきました。予告編が公開されてからずーっと気になっていたので、今日がすごく楽しみでした。新海誠監督の最新作ですからね！！

「君の名は。」は新海誠監督 期待の最新作!

映画「君の名は。」は、新海誠監督の期待の最新作です！新海誠作品としては、実に3年ぶりになります。

あらすじ

現代の日本を舞台にした、少年と少女の物語。少女・三葉（みつは）は山深い田舎に暮らしていて、少年・瀧（たき）は東京都心の高校生。お互い面識のないはずの彼らが、ある日互いの夢を見ます。その日から彼らは、不定期に人格が入れ替わるように。

最初は戸惑いつつも協力しあってお互いの日々を過ごしていくことに。ところが、ある日を堺に入れ替わりがなくなってしまいます。気になった少年、瀧は三葉に会い行くことに。

しかしそこには驚くべき現実が…

新海誠監督について

新海誠監督の作品は「綺麗すぎる」「美しすぎる」映像に定評があり、一度観ればその世界に引き込まれること間違いなし。過去には海外で幾つもの賞を受賞しています。

まだ新海誠監督の作品を観たことがない方は「君の名は。」を観る前でも後でもいいので、ぜひ一度観てみてください！

新海誠監督 作品はこちら

主題歌はRADWIMPSが作詞作曲を担当！「前前前世」にも注目

「君の名は。」の主題歌はRADWIMPSです！sugiは映画を観たあとすぐにダウンロードしました。

ちなみに、映画内での音楽もRADWIMPSが担当しており、「前前前世」の一部歌詞が映画とCDでは違うのも注目です！

映画「君の名は。」は先行上映から軒並み高評価！

「君の名は。」は、先行上映から軒並み高評価でした。映画公開前からテレビなどで宣伝していたこともありますが、公開後にレビューサイトをチェックしてもみんな高い評価をしていることが分かります↓

【ネタバレ注意】「君の名は。」が100倍楽しく観れる解説

ここからは「君の名は。」が100倍楽しく観れる解説を紹介していきます！

「言の葉の庭」に登場していた国語教師の「ユキちゃん先生」がまさかの再登場！

これは驚きました（笑）

なんと、新海誠監督の前作「言の葉の庭」に登場していた国語教師の「雪野先生（通称：ユキちゃん先生）」が「君の名は」にバッチリ登場していました↓

三葉の担任？国語教師？として登場していました。言の葉の庭からの続きであれば地元に帰ると言っていたので、ユキちゃん先生の地元が「糸守町」ってことｄしょうか。いずれにせよ教師は続けていたようですね。

1回目に「君の名は。」を観た時には「まさかなー」って思っていましたが、最後のエンドロールには「ユキちゃん先生 (CV.花澤香菜)」と書かれていたので間違いありません。作品を超えて登場していました（笑）

これは単なる“使い回し”なのか、新海誠監督がよほど思い入れのある人物なのかは不明です。もしそうならモデルになった女性がいるのかも!?

ユキちゃん先生が言っていた「誰そ彼」

ユキちゃん先生が言っていた「誰そ彼」と書いて「黄昏（たそがれ）」についてWikipediaを見ると、

彼は誰時は元々、彼が誰か訊かなければ判らない、薄暗い朝方や夕方を指していた。しかし、後には朝方に限定し、黄昏（誰そ彼）が夕方を指す、と区別して使われるようになった。

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Wikipediaより

となっています。美しい日本語を使ったり、語りかけるような心理描写も新海誠監督作品の1つのポイントですよね。

「宮水神社」のモデルとなった神社は実在するの？

糸守町にある宮水神社は三葉の家でもあります。毎年行われる祭事を三葉と四葉が巫女として務めていましたね。

しかし、残念ながら「宮水神社」と同様の神社は実在しません。しかし、モデルになったのではないかと言われる神社は、岐阜県飛騨古川にあります。

宮水神社の伝統「口噛み酒」のモデルはあるの？

糸守町にある宮水神社には、「口噛み酒」と「組み紐」という2つの儀式がありました。

なかでも、三葉が嫌がっていたのが「口噛み酒」の儀式でした。「口噛み酒」の作り方について印象に残った方は多いのではないでしょうか。

「口噛み酒」の歴史を調べてみると、ちゃんと「口噛み酒」なるものがあるということが分かりました。口噛み酒の歴史は、「君の名は。」でも紹介されていた通り「世界最古の酒」ということだけあってその歴史はかなり古いです。

「口噛み酒」は、東アジア一帯や東南アジア、南太平洋地域から中南米にかけて広範囲にわたって作られていました。驚いたことに、沖縄では明治時代まで祭事用の酒造りとして伝承されていたものだそうです。

ただ、稲作が始まる以前は米が無いので、栗やどんぐりといった木の実を使ったり、アワやヒエといった穀物も利用されていたそうです。

口噛み酒の原理としては、穀物などに含まれる「デンプン類」をゆっくり噛むことによって唾液中の糖化酵素（アミラーゼ）によってデンプンが分解されることで、ブドウ糖ができて甘くなります。このデンプンに空気中を浮遊している野生酵母が落下してきて、アルコール発酵を引き起こして酒になるそうです。

宮水神社の伝統「組紐(くみひも)」のモデルはあるの？

君の名は。で三葉が作っていたのが「組み紐」です。この組み紐は、伊賀市の伝統工芸品「伊賀組紐（くみひも）」がモデルとなっているようです。

「君の名は。」のヒットをきっかけに組み紐が話題となって、組み紐作りが体験出来る伊賀市内に県内外から多くの観光客が訪れているそうです。また、Amazonでも組み紐が販売されていました。

「糸守湖」と同じ歴史を持つ湖は存在しない。

君の名は。に登場する「糸守湖」は、過去に隕石の落下によってできた湖と紹介されていました。

ところが、リアルで隕石が落下してできた湖は、日本中どこを探してもありませんでした。唯一、海外を探してみると1つだけありましたが、どうもそこがモデルになったとは言えそうもありません。

「糸守湖」の聖地となっているのは、長野県にある諏訪湖畔にある「立石公園」ではないかと推測されています。

この公園から見える景色が、糸守町と糸守湖のモデルとなった風景だと言われていますが、公式の見解がないのでこれは憶測で出回っている聖地情報になります↓

新海誠監督の故郷が長野県ということを考えると、長野県の諏訪湖が糸守湖のモデルになった場所である可能性は高いと思います。

糸守町に落下した「ティアマト彗星」は実在する星なの？

残念ながら「ティアマト彗星」という星・彗星は実在しません。

ただ、語源には意味があるようで「ティアマト」とはメソポタミア神話に登場する蛇身の女神の名前です。

「君の名は。」では、1,200年周期で地球のそばを通過している彗星で、10月4日に最接近するという設定でしたになっていました。

映画「君の名は。」の伏線をたどる小説「アナザーサイド」が面白かった！

映画を観たあとで「君の名は。」をもっと掘り下げて楽しみたい方は、「アナザーサイド」という小説を読んでみてください(現在品切れ中)

物語に登場した人物の人間模様や裏側(細かい設定)なども書かれいるので、この小説を読んでから映画を観ても、映画を観た後でもおすすめです。

映画が始まる前（今年の6月18日発売）には、小説 「君の名は。」も発売されています。現在のAmazon書籍売れ筋ランキングでは1位になっており、一時品切れになっていますが、まだ読んでいない方はぜひ。

まとめ

「君の名は。」は今年一番見応えのある映画でした。映像描写✕音楽✕世界感が素晴らしく、世間で「近年稀にみる名作だ」という評価が上がっているのも頷けます。

【余談】ビジュアルガイドほか関連書籍を購入！

普段はあまりこういう本は買わないのですが、、
熱に浮かされて気づいたら買ってました↓

どちらもおすすめなので、機会があればぜひ

では