こんにちは、BMW 3シリーズ(F30/2012)オーナーのsugiです。
日頃から大切に乗っている愛車のBMWですが、街乗りメインということもあって、やや早めにブレーキパッド/ブレーキディスクの交換時期がやってきました、、
というわけで今回はタイトルにもあるとおり、BMWのブレーキパッド/ディスク交換について交換費用や実際の作業工程などについてまとめて紹介したいと思います!
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愛車のBMW 3シリーズについて
この記事で紹介しているBMW 3シリーズのスペックは以下のとおり。車の状態はそれぞれ異なり、モデルによっても金額が異なるのであくまで一例として参考にしてみてください。
❍ 車種/グレード:BMW 320i スポーツ(Mスポじゃないよ)
❍ 年式:平成24年式(2012年モデル / F30)
❍ BMW認定中古ディーラー車
❍ 走行距離:41,160km(ブレーキ交換時)
❍ 事故/修復歴:なし
そもそもブレーキパッド/ディスクとは?
そもそもですが、ブレーキパッドとは、ブレーキディスクの外側に付いているこんな感じのもの↓
ブレーキディスク(ブレーキローター)とは、ホイールの隙間から見える円盤のことを言います↓
車のブレーキは、「ブレーキパッド」が「ブレーキディスク」を強く挟み込むことで制動力を持たせる仕組みになっています。この2つはいずれも消耗品なので、遅かれ早かれ交換が必要なパーツになります。
BMW 3シリーズのブレーキパッド/ディスクの交換時期・寿命は?
ブレーキパッド/ディスクの交換時期は車種やクルマの乗り方によって大きく異なります。
ブレーキの使用頻度が高い街乗りが多い方であれば、4万キロ前後で交換が必要な場合もありますし、ロングドライブが多い方は7万キロでも交換不要な場合もあります。
新車で買って3年か4年ぐらいで乗り換えている方なら、そもそもブレーキ交換をしたことがないという方もるのではないでしょうか。
街乗りが多い方なら4〜5万キロ前後、ロングドライブが多い方は7〜10万キロ前後が1つの目安です。交換タイミングは1年毎に行われる法定点検・2年ごとの車検時に整備士さんが案内してくれると思います。
ブレーキパッドは2~3ミリで交換を推奨
ブレーキパッドは新品で約10〜12ミリ前後の厚みがあります↓
乗り方によりますが、一般的に2〜3ミリまで減ると交換目安になります。
5ミリ以下は半年から1年以内に交換を推奨、1ミリ以下はブレーキが効かなくなる恐れがあるので即交換といった感じです。
ブレーキディスクは同時交換が推奨
BMWなど輸入車の場合、ブレーキパッドとディスクの交換は同時が推奨されています。別々に交換すると工賃なども割高になるので、個人的にも同時交換が良いと思います。
国産車であれば約10万キロごとの交換が1つの目安になるのですが、ブレーキディスクにヒビや歪み・傷が入っている状態なら距離に関係なく交換が必要になります。
余談ですが、ブレーキディスク表面に付着したサビは数キロ走ると削れて綺麗になるので交換時期の目安にはならないです。しかし、ブレーキディスクの外側が錆びてボロボロの状態であれば交換が必要です↓
国産車は比較的持ちが長い
国産車はブレーキパッド/ディスクの交換サイクルが比較的長いと思います。sugiが以前乗っていたスイフトはMT車ということもあり、ブレーキパッドは4万キロぐらいの時に1回交換、その後は一度も交換せず12万キロまで走って問題ありませんでした。ディスクに至っては無交換で12万キロ走りました。
しかし、クラウンやレクサスなどの大排気量・スポーツグレードの車は交換サイクルが早くなりますので、4〜5万キロ前後が1つの目安になると思います。
輸入車(欧州車)は消耗が早い
一方、輸入車(とくに欧州車)はブレーキ/ディスクの消耗が早い傾向があります。
汚れても削れてもいいからと高い制動力を追求した結果、性能は抜群なものの汚れと消耗の速さがもれなく特典として付いてきます。こんな感じで↓
削れているのが目に見えて分かるレベルでホイールが汚れていくので、これで国産車と同等に減らない訳なないですね(笑)
BMWなら警告画面でお知らせしてくれる
最近のBMWであればブレーキの交換時期が近づくと画面の警告画面でお知らせしてくれます↓
リアブレーキパッドは納車時からずっと6万キロのままで仕事してる印象が全く無かったこともあり、こちらの画面は半分しか信用していませんでした(笑)↓
残りの走行距離が表示されていますが、残り距離をオーバーしても走行不能になることはないので大丈夫ですが、気分的にも早めに交換を検討した方が良いのは間違いありません。
BMW 3シリーズのブレーキパッド/ディスクの交換費用・工賃・相場は?
BMW 3シリーズの場合、前後左右のブレーキパッド・ディスク・センサーの交換で15万円〜20万円前後が相場ではないかと思います。社外品のドリルドディスク、スリットディスは20万円オーバーになる場合もあります。
今回はディクセルの低ダスト(PD)を使う前提で、埼玉・関東エリアにある整備工場に見積もりを依頼してみました。当然ですが、交換するブレーキパッド/ディスクの種類によって金額は異なるので、あくまで参考価格なのでご参考までに。
輸入車の場合、金額の高い安いだけではなく、過去の施工実績の多い整備工場に依頼することを強くおすすめします。
BMW 正規ディーラー
こちらはBMW山形での見積もりになりますが、BMW純正のブレーキパッド・ディスクを使って以下のとおり。
【工賃込み】136,752円(キャンペーン価格)
【備考】クレジットカードOK、持ち込みNG
正規ディラーにしては良心的な価格で驚いたことと、信頼性とブレーキの制動力は魅力があるのですが、ブレーキダストにうんざりしていたので今回は社外品を検討しており候補からは外れました。。
KTS
KTSは、埼玉県川口市と東京都一之江にある整備・カスタムショップになります。過去にスイフトのクラッチ交換でお世話になったこともあり、見積もりを依頼してみました。
実車確認が必要なため工賃のみの案内で以下のとおり回答をいただきました↓
【工賃のみ】1台あたり20,000円〜
【備考】クレジットカードOK、持ち込みOKだけど若干割高になる、輸入車は一之江店のみ対応
Next Import
こちらは春日部にあるBMW・MINIの専門店。
実績が豊富に掲載されていたので見積もりを依頼してみました。
【工賃込み】130,020円
CLOWD(栃木)
こちらは栃木にあるカーショップになります。
BMWの販売や整備も得意でこれまで累計500台以上の整備実績があるそうです。ホームページのほかBMW整備専用のランディングページも開設されており、集客にかなり力を入れている印象です。
【工賃込み】137,700円
【備考】クレジットカードOK、持ち込みは取扱のない商品だけOK
ステラモータース(埼玉県川口市)
埼玉県川口市にある「ステラモータース」は、この中では一番ご近所にある整備ショップでした。BMWの整備が得意とのことで実績も豊富。みんカラやネットの評判も上々だったので見積もりを依頼してみたところ、キャンペーン価格の適用もあって比較した中では一番安い見積もり結果でした!
【工賃込み】118,459円(キャンペーン価格)
【備考】クレジットカードOK、PayPayOK、持ち込みNG
今回は埼玉県川口市にある「ステラモータース」に交換を依頼
そこで今回は埼玉県川口市にある「ステラモータース」さんにBMW 3シリーズのブレーキ交換をお願いしました!
ステラモータースはBMW専門店となっていますが、メルセデスベンツやポルシェなどの欧州車全般を得意としており幅広く対応が可能とのこと。事実、ほかで整備を断られた方や県外からもお客さんも訪れるんだとか。入庫のおよそ8割がBMWだそうです。
エンジンや足回りの整備が得意なのでBMWの機関系で困ったことがあればぜひ相談してみてください!
ステラモータースは、Bosch Car Serviceに加盟しているので車種や年式を問わず幅広く対応できる技術があるのも魅力です↓
BMWブレーキ交換の手順
今回はステラモータース様の協力で、作業工程を横で見学させて頂いたのでブレーキ交換の工程をざっくりですが以下で紹介してみます。
「DIYの参考に!」とはいきませんが、丁寧な作業の一部始終を紹介できればと思います!
今回交換するディクセルのブレーキパッド/ディスク
今回はディクセルの低ダストローター「DIXCEL PD」とディクセルの低ダストパッド「DIXCEL M-TYPE」に交換します。うまくいけば真っ黒になるブレーキダストとおさらばできるはず。パーツはこんな感じ↓
ブレーキフルードが溢れないように対策
ボンネットを開けて、ブレーキフルードが溢れないように対策。
これを行わないとブレーキ交換時にブレーキフルードが溢れるそうです↓
車体をジャッキアップしてタイヤを脱着
車体をジャッキアップしてタイヤを脱着↓
タイヤを外したら目線の高さぐらいまでジャッキアップ↓
ブレーキパッドを外す
外側のブレーキパッドから外していきます。センサーケーブルやボルトなどを外してあっという間にブレーキパッドが外されました↓
ブレーキディスクを外す
続いてブレーキディスクも外されました↓
ブレーキディスクを取り外したら、取り付け前に軽く研磨とエアスプレーで洗浄。とても丁寧な作業が進みます↓
新しいブレーキディスクを取り付け
研磨と洗浄が終わったら新しいブレーキディスクを取り付けていきます。
ブレーキディスクの内側にグリスを塗布↓
取り付け↓
ブレーキパッドを取り付け
ブレーキパッドにもグリスを塗布して取り付けていきます。
グリスはブレーキ鳴き防止に効果があるそうです↓
取り付け↓
取り付け後はこんな感じ↓
さらに、取り付け後に防錆と見た目的な意味で軽くスプレー塗装して頂きました!
これだけで仕上がりが格段に良くなったので大満足↓
タイヤの裏面の錆もしっかり落としてくれました↓
ジャッキを下げてタイヤを取り付け↓
その後、コンピューター設定と試運転を行って作業は完了です!
リアも同じ手順で作業
工程はほぼ一緒なので割愛しますが、リアも同じ手順で交換を行いました。
フロントが約1時間、リアも約1時間ぐらいだったので約2時間ちょいで交換作業が終わりました!
取り外したブレーキパッド/ディスクがこちら
取り外したBMW純正のブレーキパッド/ディスクはこちら。リアはもう少し持ちそうな感じもありましたが、いずれにせよ半年で交換が必要なレベルで消耗していました。
交換後500キロ前後は慣らしが必要
ブレーキパッド/ディスク交換後は、一定期間の慣らしが必要になります。交換直後はブレーキの効きが弱いので普段より安全運転が必要です。
急ブレーキは厳禁で、だいたい300〜500キロ前後を街乗りなど普段通りの運転をすれば当たりが付くのでOKとのことでした。
余談ですが、sugiは次の日にテスラオーナーさんとのオフ会で群馬まで高速で移動しましたが、急ブレーキでなければ高速に乗っても問題ないそうです。
ディクセルの低ダストブレーキに交換した感想
長くなるので、ディクセルの低ダストブレーキに交換した感想は別記事で詳しく紹介したいと思います。
交換してから700キロ弱走った感じでは、純正よりやや効きが弱い感じがありますが、日本の道路では必要十分な制動力があると思います。ブレーキ鳴きやセンサー類のトラブルなども一切なく快適なカーライフに戻りました!
気になるブレーキダストですが、約700キロ走行した状態がこちら↓
数日雨が降ったということもありますが、ほぼ汚れてないです!!
数百キロで真っ黒になるブレーキダストとは完全にさよならできました(笑)
ホイールが汚れないってこんなに嬉しいんですね(笑)
ブレーキパッドの寿命を伸ばす方法
最後になりますが、ブレーキパッドの寿命を伸ばすには以下を心がければ良いとのことです。
❍ エンジンブレーキを多用する
❍ ブレーキを踏む機会を減らす
❍ 急減速を避ける
まとめ
今回は愛車のBMW 3シリーズのブレーキパッド/ディスク交換について紹介してみました。
輸入車の維持費について気になる方が多いと思いますが、長く乗れる車を引き当てることと、信頼できるカーショップを探すことができれば国産車と同等かちょい高ぐらいで維持することができると思います。
ステラモータースさんはとても丁寧な作業と確かな技術力のあるショップだと思います。BMWオーナーの方はもちろん、欧州車オーナーの方でエンジンや足回りなど不具合でお悩みの方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
では
【維持費を安く】輸入車の維持費を万単位で節約するなら任意保険の比較がおすすめ
【おすすめ】ネットに掲載されていない中古車を探せるサービス